

今回の2日間の日程で一番気になっていた奈井江町の物件に向う。
ここは住民がいる一部を残し、
廃墟となった鉄筋コンクリート3階立の炭住が群立していたところ。
私も随分前に訪れたキリで、
再度、撮影したいとずっと想っていた。
ただ廃墟情報が溢れている時代に、
Web上にその形を現さないことから
現存を怪しんでいたところでもある。
私のブログに所在の問い合わせがあったことも、
それを決定づけている。
あんな目立つものの場所が、解らないはずがないからだ。

▲慰霊碑の裏書

▲記憶にある街並

▲雪囲いがある独特の形状
やはり現地に到着すると、
すっかり様子が変わっていた。
廃墟炭住群は近代的な高齢者向けの低層住宅に姿を変え、
当時、漂っていた絶望感は払拭されていた。
あまりの変わり様に歩いていたオバアちゃんをつかまえて事情を聞いてみる。
どうやら私が訪れた年の翌年ぐらいから2年間で建替え工事が行われ、
今は炭住に残っていた人を中心に、住んでいるということであった。
予想はしていたが、
再撮影の希望が叶わなかったので、
やっぱりちょっと残念。
でもあの時は気づかなかった慰霊碑も発見し
ここにあった炭鉱の歴史に、ちょっとは近づくことが出来たようだ。
今は夢も希望ないよう想えた集落が、
新たな記憶を刻んでいることを、
好しと想うことにした。
●Canon EOS Kiss DN + EFS10-22mm 1:3.5-4.5

▲原野に還ろうとしている場所も…















